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おりもの(帯下)(日本語)

Saturday, August 4th, 2012

おりものとは何か。 おりものは膣分泌物であり、下記の色味を帯びている。 透明 白みを帯びた色 黄色みを帯びた色 緑みを帯びた色 おりものは病気の一種か。 おりものは健康な女性にもみられる。 子宮頸部や膣壁の細胞から排出される分泌物である。 おりものの量や性状は、下記要因によって変化する。 年齢 月経周期 性行為 おりものの異常となる原因は何か。 量が増加する、黄色みが増す、緑みが増す、悪臭がするなどは、おりものの異常と考えられる。 感染症が原因の場合もある。 真菌感染症―例)性器カンジダ症(カンジダ・アルビカンス、Candida Albicans) 細菌感染症―例)淋菌(Neisseria Gonorrhoea)、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia Trachomatis) 原虫感染症―例)膣トリコモナス(Trichomonas Vaginalis) ウイルス感染症―例)単純ヘルペスウイルス(Herpes Simples Virus)、性器疣贅(ヒトパピローマウイルス、Human Papillomavirus) 感染症以外が原因の場合もある。 頸管ポリープ 癌腫瘍 異物―例)タンポン 異常の原因を突き止める方法。 病歴、身体検査、検体検査をもって原因を特定する。 A) 性器カンジダ症とは何か。 酵母菌カンジダ・アルビカンス(Candida Albicans)の感染によって発症する。 カンジダは、もともと皮膚や膣内に存在している常在菌であるが、体調の変化(糖尿病、妊娠、ステロイド治療、経口避妊薬、抗生物質)で増殖し、性器カンジダ症を引き起こすことがある。 性器カンジダ症は性感染症ではないが、まれに性的パートナーを介して陰茎に発症することもある。 性器カンジダ症はどのように治療するのか。 主に膣座薬を挿入する(クロトリマゾール、ミコナゾール)。 重度のケース、再発を繰り返すケースでは、抗真菌薬(ケトコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール)を経口投与する。 根本的な原因(糖尿病や抗生物質)を調整する。 B)淋病とは何か。  女性の場合は、緑または黄色みがかった分泌物が出る(淋病を参照)。 排尿障害(排尿時の痛みや灼熱感)が起こることもある。 C)クラミジア性子宮頸管炎とは何か。 クラミジア性子宮頸管炎は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)によって引き起こされる性感染症である。 クラミジア性子宮頸管炎の症状。 感染者と性交があった1~3週間後に膣分泌物が出てくることもある。 排尿障害(排尿時の痛み)が伴うこともある。 女性の場合は、ほとんど症状がない。 他の疾患、特に淋病やトリコモナス症が原因で生じる膣分泌物とは区別しなければならない。 慢性クラミジア感染症は、骨盤周囲(ファローピウス管や卵巣)にも影響を及ぼし下記症状を引き起こすことがある。 […]

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