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頭皮の炎症性皮膚疾患 (日本語)
Saturday, August 4th, 2012クリストフスー (Christophe HSU) – 皮膚科医. ジュネーブ、スイス 脂漏性皮膚炎(ふけ) 脂漏性皮膚炎の原因は未だ解明されておらず、分類すると2種類に分けることができる。 (i) 乳児脂漏性皮膚炎-新生児や乳児によく見られる (ii) 成人型脂漏性皮膚炎-中年成人によく見られる 脂漏性皮膚炎は、頭皮に黄色調の脂っぽい鱗屑(ふけ)が生じる。その真下の皮膚は赤みを帯びている。軽度の状態では、斑模様のように部分的に症状が出現するが、重症になると赤斑や鱗屑が広範囲に広がることもある。 症状は、眉毛部、頬部、前胸部、背部、股間部に出現することもある。 掻痒(かゆみ)を伴うこともある。 酵母菌感染症と脂漏性皮膚炎の関連性についての報告は出ているが、脂漏性皮膚炎は、真菌感染症ではない。 HIV感染症患者の中には、重度の脂漏性皮膚炎を発症するケースも多い。 治療には、弱めの殺菌消毒薬か抗真菌シャンプー、また、弱めの局所用ステロイド(ローションまたはジェル)を用いる。再発するケースが多い。 頭皮の乾癬 乾癬は、皮膚細胞のターンオーバー(表皮の成長周期)が異常に速まる炎症性皮膚疾患である。 皮膚や頭皮に大きめの鱗屑(うろこ状のかさつき)を伴った皮疹が生じる。症状は、頭皮や髪の生え際部分に斑模様のように出現し、おでこやこめかみ部分にも広がる傾向がある。皮疹は赤く(ピンク色に近い)、銀白系の鱗屑で覆われている。 痒みを伴うことは少ない。 爪が変形することもある。 頭皮の乾癬の治療には、コールタールシャンプーとコールタール軟膏、または局所用ステロイドスプレーか局所用ステロイドジェルを用いる。 接触皮膚炎と皮膚アレルギー 接触皮膚炎は、外部からの刺激によって引き起こされる炎症である。 頭皮の刺激性接触皮膚炎は、薬用シャンプーの使い過ぎや、化学物質(例、脱色剤、パーマ液)、頭皮への過度な熱的刺激などによって発症する。 髪 や頭皮に使用される様々な製品が、皮膚アレルギーの原因になっている。中でも、毛染剤は、頭皮のアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす一番の要因である。そ のほか、ヘアローションに含まれる香料、パーマ液に使われる化学物質、シャンプーや頭皮・髪用ローションに含まれる薬剤や防腐剤などによっても誘発され る。 頭皮、髪の生え際、耳などの部分に掻痒を伴った赤斑が生じる。急性期では、水疱や浮腫が出現することもある。また、眼瞼腫脹が起こることもある。 治療に際しては、原因物質特定のために医師に相談すること。再発を防ぐための予防策に取り組むことが重要。確実な診断をするためにパッチテストを行う可能性があり。 扁平苔癬 扁平苔癬は、頭皮に斑模様のように部分的に脱毛が生じる炎症性皮膚疾患である。 扁平苔癬の原因は解明されていない。 頭皮に赤紫色の皮疹が斑模様に出現した後、それらが拡大し脱毛が生じる。皮疹が生じた部分は瘢痕が残り毛が生えない。皮疹は多くの場合痒みを伴い、口腔粘膜や爪などにも影響が見られることもある。頭皮以外の部分では、痒みを伴った青紫色の皮疹が部分的に出現する。 扁平苔癬のほとんどが、数年以内に自然治癒する。 頭皮の扁平苔癬は、瘢痕や永久脱毛を防ぐためにも早期治療が必要である。治療には、ステロイド外用薬を塗るか、ステロイドを病変内注射にて投与する。 円板状エリテマトーデス(円板状紅斑性狼瘡、DLE) 円板状エリテマトーデスは、主に皮膚を侵す自己免疫疾患である。 頭皮に斑模様のように赤斑が出現し脱毛が生じる。皮膚が薄くなり、毛細血管が浮き出て見えることもある。瘢痕性脱毛が生じ、永久に毛が生えないこともしばしばある。痒みや痛みはない。頭皮以外の部分(例、顔、耳介)もよく侵されることがあり、日光暴露によって増悪する。 確実な診断をするためには、皮膚生検などの臨床検査が必要である。 進行性の瘢痕性脱毛を防ぐためにも早期治療が不可欠である。有効な治療法はあるが、瘢痕が生じてしまった部分は治癒しにくい。 内臓(例、肺、腎臓、心臓)に病変が生じることも時折あり、その場合は全身性エリテマトーデス(SLE)と診断される。 従って、DLE患者は定期的に検査を受ける必要がある。 (慢性)円板状エリテマトーデス Discoid (Chronic) Lupus Erythematosus 円形脱毛症 円形脱毛症は、皮膚の自己免疫疾患である。 一つないし複数の脱毛斑が主に頭皮に出現する。皮膚が赤くなったり痒みを帯びるといった前兆はない。突然脱毛が生じ、数日のうちに脱毛斑が出現する。表皮下層は至って正常である。 円形脱毛症の原因は解明されていない。 患者の多くは、数ヶ月以内で自然消退する。 […]
帯状疱疹 (日本語)
Saturday, August 4th, 2012帯状疱疹の原因は? 帯状疱疹(Shingles)はラテン語で帯を意味する cingulum か ら来ています。以前水疱瘡(水痘)にかかったことのある人は帯状疱疹にかかりやすいです。水疱瘡の原因となるウイルスと同じウイルスから引き起こされれま す。水痘ウイルスは数ヶ月から数年間にわたって身体の特定の神経細胞内に潜伏し、その後再活性化することで、帯状疱疹を引き起こします。 この感染は身体の抵抗力が一時的に低下することで、ウイルスが増殖を開始し、神経線維に沿って皮膚のほうへ移行します。高齢者は免疫応答が弱いため、疾患が現れやすいと考えられています。外傷やストレスも帯状疱疹を引き起こす原因となります。 がん患者、白血病、リンパ腫、化学療法や放射線治療などのがん治療を受けている者、臓器移植を受け拒絶反応を防ぐための薬を服用中の者、後天性免疫不全症候群(エイズ)など免疫系の疾患を持っている者は、免疫力が低下します。 帯状疱疹の症状はどのようなものですか? 最初の症状は皮膚の一部分に焼けるような痛みやヒリヒリとした感じを覚え、皮膚が極度に敏感になります。この痛みが1~3日ほど続いた後、赤い発疹が現れます。 続いて、水疱瘡によく似た赤い発疹の上に水疱群ができます。一般的に水疱は2~3週間続きますが、その間膿が出てかさぶたとなり、次第に消えていきます。 痛みは長期間続くことがあります。 どのくらい痛みますか? 強い痛みを伴うため医師は鎮痛剤を処方します。一部の高齢患者には、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる合併症が発生し、長期的な痛みをともないます。皮膚が治癒した後もこの痛みは長く続きます。 帯状疱疹は身体のどの部分に発生しますか? 帯状疱疹は通常身体の片側に発生します。 最も一般的には水疱は臀部と性器を含む胴体部に現れます。 もし水疱が眼の周りに発生した場合は、恒久的に眼に異常をきたすおそれがあります。このような合併症が現れた場合、医師はすみやかに眼科医を紹介します。 帯状疱疹にはどのような合併症がありますか? 帯状疱疹後神経痛は、皮膚が治癒した後も、継続的あるいは一時的な痛みが長期間にわたって続きます。 水疱が細菌に感染した場合、皮膚の治癒に遅れを引き起こすことがあり、抗生物質の投与が必要となります。 その他の合併症としては、高熱や身体全体に疾患が広がることがあります。 帯状疱疹は感染しますか? 帯状疱疹の感染力は水疱瘡よりもはるかに弱いものです。 患者の水疱が壊れた際に、水疱瘡にかかったことのない人やすでに病気の人が近くにいる場合、ウイルスの感染率は高まります。 赤ちゃんやがんなどの病気を患っている者は感染リスクが高くなります。 跡は残りますか? 水疱が感染した場合や患者が水疱部に有毒な家庭薬を使用した場合は、跡が残るおそれがあります。 帯状疱疹にはどのような治療がなされますか? 帯状疱疹は数週間で治癒し、再発することはめったにありません。治療は鎮痛剤や水疱を乾燥させるための冷湿布を使用します。 抗ウイルス薬アシクロビルは、眼の周りに疾患が現れた場合や症状の重い患者に投与されます。疾患の初期に使用開始される場合に限り有効です。 アシクロビルは頭痛や胃の不調やめまいを引き起こす場合があります。疾患の発生後、投与が早ければ早いほど薬の効果は高くなります。帯状疱疹後神経痛の防止も期待されます。 帯状疱疹後神経痛は鎮痛剤と夜間に高用量の精神安定剤を服用することで治療可能です。 脇腹の帯状疱疹 © 2009 クリストフスー (Christophe HSU) – 皮膚科医. ジュネーブ、スイス 全国皮膚センター (National Skin Centre). シンガポール はじめに Español Italiano Português Tagalog English Français Deutsch
Antifungal Na Preparasyon Sa Balat (Tagalog)
Monday, July 30th, 2012Dr Christophe HSU – dermatologo. Geneva, Switzerland Kung ikaw ay niresetahan ng antifungal sa balat, maaaring ito ay isa sa mga sumusunod (ang listahan ay hindi kumpleto): Mga Krema/ Mga Pamahid Ciclopiroxolamine Econazole Miconazole Clotrimazole Ketoconazole Nystatin Terbinafine Mga Likido Amorolfine Ciclopiroxolamine Econazole Tolciclate Castellani’s solution Clotrimazole Selenium Sulphide Mga Pulbos Clotrimazole Miconazole Econazole Tolciclate […]
Rosacea (Rósroði) (Íslenska)
Thursday, July 26th, 2012Rosacea (Rósroði) Algengur húðsjúkdómur á andlitshúð. Getur bæði komið út í æðum og með bólgum – Bólgur: Húðþykkildi, graftarbólur – Æðatengt: Hörundsroði, æðaslit, roði Staðsetning Samhverf svæði á andliti; geta einnig verið ósamhverf Nef, kinnar, enni, haka Getur einnig valdið ýmsum löskunum í augum Uppruni sjúkdóms Óþekkt Aldur – 30-35 ára þegar sjúkdómurinn brýst út […]
Protected: 皮膚病 – 目次
Saturday, June 30th, 2012There is no excerpt because this is a protected post.
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Thursday, June 28th, 2012There is no excerpt because this is a protected post.
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Thursday, June 28th, 2012There is no excerpt because this is a protected post.
Karamdaman Sa Balat Ng Anit Na May Pamamaga (Tagalog)
Wednesday, June 13th, 2012Seborrhoeic dermatitis (balakubak) Ang dahilan ng seborrhoeic dermatitis ay hindi kilala. Mayroong dalawang uri ng seborrhoeic dermatitis: (i) pambatang seborrhoeic dermatitis-karaniwang makikita sa mga bagong-silang na mga sanggol (ii) Pangmatandang seborrhoeic dermatitis – karaniwang makikita sa gitnang-gulang na mga matatanda. Ang seborrhoeic dermatitis ay nagpapakita bilang madilaw-dilaw at masebong mga kaliskis sa anit. Ang kalakip […]
Urticaria (Tagulabay) (Tagalog)
Wednesday, May 30th, 2012Dr Christophe HSU – dermatologo. Geneva, Switzerland Urticaria (tagulabay) Ano Ang Urticaria (Tagulabay)? Ang urticaria o karaniwang tinatawag na tagulabay, ay makating pantal na binubuo ng mga naisalokal na mga paglaki sa balat na karaniwang tumatagal mga ilang oras bago kumupas. Kapag ang tagulabay ay mamuo sa paligid ng mga maluwag na tisyu sa mga […]
肝斑(かんぱん)の治療法 (日本語)
Saturday, May 26th, 2012肝斑は依然として、根治の難しい慢性の色素斑です。様々な治療法に関する研究が行われていますが、多くの場合に再発が認められます。根治を目指すのではなく、うまくコントロールすることを目指すことがポイントであるといえるでしょう。 肝斑の色を薄くするために、Q-スイッチレーザー、フラクショナルレーザー、IPLレーザーなどのレーザー治療が試みられていますが、その効果は確実ではなく、炎症後色素沈着等の問題を引き起こす可能性があります。 基 本的な治療法として、ハイドロキノンを含んだクリームの外用が続いています。ハイドロキノンはその発癌性の懸念により、まだ議論が続いている成分です。そ のため、アルブチンやN-アセチルグルコサミン等の代替成分を探す研究が活発となりました。しかし、ハイドロキノンほどメラニンの合成を抑制する効能をも つ代替成分はまだ見つかっていません。 参考文献: Goh BK. The Science Behind Pigmentary Disorders. NSC Dermatology Update 2012, Singapour © 2009 English Français